日本では約50%のシェアを誇るApple端末ですが、今年の三月期に、出荷台数が前年割れしてしまいました。前年度は6100万台のiPhoneを販売しましたが、今年は5120万台と大幅に出荷台数が下がっています。このような結果になった理由は何なのでしょうか。
飽和状態のスマホ業界
この話はiPhoneに限った話ではなく、スマホ業界全体の売上低下です。最近のスマホはぱっとしたものはなく、どの端末を買っても同じような機能や性能を持っていますし、抜きん出た性能を持っていたとしてもそこまで性能を要求するソフトウェアがないと言うことで、スマホの買い替え需要がなくなってきています。
Apple製品も、買い替えの決め手になるような変更はなかなか無くなりました。SEが出たとしても、5sでまだまだやっていけます。6sの3Dtouchは全く騒がれません。5sのTouchID搭載はかなりのインパクトがあったと思います。そう、あなたが使っているスマホも不満なくこれからも長く使えるのではないでしょうか。不満があると言う方も、端末が傷だらけとか電池持ちが悪いとかそういう不満でしょう。
今や、スマホをコロコロ変えるような人は余程の新しい物好きでしょう。相当変態なスペックを持った端末も売れるかもしれません。3年くらい前は超特急でスペックが上がっていって、あっという間に自分の端末が時代遅れになるような感じでした。まぁ、パソコンも同じような運命を辿ってきたのでスマホもそう言う時期に入ったと言えるでしょう。逆に今後が楽しみでもあります。