Aliexpressの7周年セールで購入した激安オシロスコープ、DSO138が届いたので組み立ててレビューしてみたいと思います。
DSO138は中国通販に限らず、Amazonなどでも容易に購入できるオシロスコープです。Amazonでも2,600円となっています。
手の届きにくいイメージのオシロスコープ、この機会に1台購入を考えてみてはいかがでしょうか?
作成中に陥りがちな、カラーコードとコンデンサの容量が分からない!という悩みの為にわかりやすくまとめておきました。
キットはこんな感じ
チップ部品がプリント基板に実装されているキットと、されていないキットがあります。
自分はチップ部品を付けるのが面倒なので実装されているキットを購入しました。
入っていたパーツは上の写真で全部です。
抵抗はカラーコードが5本で読みづらいですが、下にまとめておくのでテスターを駆使して頑張ってください。自宅に国内で購入した普通の抵抗があるのなら、それを使った方が良いかもしれません。
- 100kΩ – 茶黒黒橙茶
- 1.8MΩ – 茶灰黒黄茶
- 200kΩ – 赤黒黒橙茶
- 2MΩ – 赤黒黒黄茶
- 20kΩ – 赤黒黒赤茶
- 300Ω – 橙黒黒黒茶
- 180Ω – 茶灰黒黒茶
- 120Ω – 茶赤黒黒茶
- 1kΩ – 茶黒黒茶茶
- 3kΩ – 橙黒黒茶茶
- 150Ω – 茶緑黒黒茶
- 1.5kΩ – 茶緑黒茶茶
- 470Ω – 黄紫黒黒茶
- 10kΩ – 茶黒黒赤茶
以上が抵抗のカラーコードです。手元のキットは2本ほど足りませんでした…。
セラミックコンデンサも容量が直接書いてあるわけではなく、番号が書いてあります。それもまとめて置くので参考にしてください。
- 330pF – 331
- 3pF – 3
- 1pF – 1
- 0.1uF – 104
- 120pF – 121
- 22pF – 22
ほかの部品も確認しておいた方が良いです、万一足りないときは自分で用意しましょう!
はんだ付けをしよう
特に変わったパーツはないので、サクサクとはんだ付けできると思います。
が、はんだごての出力が足りないと、BNCコネクタの足にはんだが乗らないです。
BNCコネクタが全体的に金属で熱が逃げてしまうのが原因なので、取り付けた直後はコネクタに触らないようにしましょう。火傷しますよ~。
LCDがパカパカと動いてしまうので基板に両面テープで張り付けましょう。フレキケーブルはとても弱いので動作不良につながります。
端子をブリッジする手順がありますが、運がいいと0Ωのチップ抵抗が既についているみたいです。
はんだごてはRSコンポーネンツで!
RSコンポーネンツは、電子部品から工具まで何でも揃っているショップです。
はんだごても、安いものから高いものまでさまざまな種類があります。
中には消し忘れの警告がついているものや、温度調節ができるものもあるんです。
自分のおすすめは「太洋電機産業 はんだごて PX-201」で、かれこれ5年くらい使っているのではないでしょうか。
温度調節ができるモデルなのですが、こて先が指定温度に達するとLEDが光って教えてくれるんです。
それに加えて、かためのこて先カバーもついているので使用後も安全に片づけられます。
RSコンポーネンツには自分のおすすめのPX-201はもちろんのこと、そのほかにも迷ってしまうほど取り扱いが豊富なのでぜひ見てみて下さい!
RSコンポーネンツ
いざ動作確認!
付属の説明書の通りに電圧を測定し、正しい電圧が出ていることを確認できれば大体大丈夫です。テストプローブにワニ口クリップを挟んで微調整してみてください。
分からないときはフォーラムを見てみましょう。
他にもDSO183を組み立てた方はたくさんいるので、日本語のページを探してみてもいいかもしれません。
オシロスコープって高い測定器のイメージですが、簡易的にならこんなものでもしっかりと測れます。中国をイメージさせるクオリティの部分もありますが、そこは自分の技術と知識で解決してください(笑)
一家に一台、オシロスコープいかがですか!?